Ginger辞書は、英文を入力すると、リアルタイムでスペルチェックをしてくれるほか、文全体を精査して、よりふさわしい英文を提案してくれるアプリだ。英英辞典や類語辞典も内蔵されている。入力したテキストは、アイコンをワンタップするだけで、メッセージアプリで送信できる。また、共有拡張機能にも対応しているため、SNSへ投稿したり、その他のアプリへテキストを渡したりすることも可能だ。
基本的な使い方は、まず「Write」画面で英文を入力し、随時表示されるスペルチェッカーを見ながら正しいスペルの英文を書く。書き終わったら画面左上にある羽ペンのアイコンをタップすると、1文ずつ解析が行われ文章候補が表示される。候補内の英文に変更しても良いと思ったら、目的の英文をタップすると本文が書き換わる。これを繰り返して全文を校正するしくみだ。
スピーカのアイコンをタップすると英文を読み上げてくれるが、iPhoneのデフォルトのヴォイスオーバー言語で読まれるため、日本語発音の英語になってしまうのが難点だ。気に入った英文は、スターをタップして「Favorites」に保存しておくと、「Favorites」タブから再度使える。また、コピーアイコンをタップして、全文をクリップボードにコピーすることも可能だ。
ゼロから自分で英文を書けない場合は、「Translate」画面の翻訳機能を使える。翻訳後に画面左端のペンアイコンをタップすると、「Write」画面の本文に翻訳後の文章が自動的に貼り付けられる。機械翻訳は完璧とは言えないので手直しが必要だが、それを本文の校正機能で行うのだ。翻訳機能や辞書機能には、画面左上端にあるアイコンをタップすると表示されるメニューからアクセスできる。
製品名や人名など、スペルチェッカーでいちいち指摘されるのを無視するのが面倒という場合は、メニューから選択できる「Personal Dictionary」にその単語を登録しておくと、その後は修正対象としては表示されなくなる。
いつも決まったフレーズしか出て来ないのも味気ないと思ったら、「Phrase of the Day」で新しいフレーズを覚えるのも楽しいものであるし、話のネタになるかもしれない。英文を書く機会の多い人は、絶対に入れておくべきだ。
反対に、他のアプリからCheetsheetへジャンプする使い方もある。たとえば、Safariで表示しているウェブサイトのURLをCheetsheetに登録する場合、共有拡張アイコンをタップすると表示されるアイコンから「Cheetsheetへ追加」を選択すると、アイコンを選択するだけでCheetsheetにURLを登録できる。また、通知センターのウィジェットで、「+」をタップすると、Cheetsheetが起動して、「チートを追加」画面が表示される。ウィジェットで「→」をタップすると、Cheetsheetが起動し登録済みチートの一覧が表示される。どこからでもチートを登録できるのが、非常に便利だ。
登録したチートを使うには、Cheetsheetやウィジェットで目的のチートをコピーする方法もあるが、キーボードも使いやすい。Cheetsheetキーボードが表示されるように、設定アプリであらかじめキーボードを追加しておく。入力中にCheetsheetキーボードに切り替えて目的のチートをタップすれば、チートが入力される。
よく送るメールアドレス、挨拶文、本文などのバリエーションを用意しておけば、メールが数タップで送れるほか、毎日定型の日報を書いている場合は定型部分を登録しておけば報告が簡単に終わる。節約できるのが数秒から数分でも、ちりも積もればで、かなり仕事を効率化できるだろう。
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