クラウドファンディングサービスには、新しいプロジェクトが日々登場している。技術的に注目すべきプロジェクトを見つけると記事(Kickstarter、Indiegogo)で紹介しているが、今回は夏休みシーズンということで、「Kickstarter」で見つけた子ども向けのプロジェクトを集めてみた。
最初に紹介するのは、車輪で走る車型ロボット「Formula AllCode」。可視光や赤外線に反応するセンサを搭載し、付属するコースの上を走らせて遊べる。
Python、AppBuilder、Flowcode 6、Matlab、LabView、C、C#などの言語でプログラミングできるようになっており、子どものプログラミング学習に最適だろう。Bluetooth通信機能も備え、リモートコントロールで操縦することも可能。プログラム開発は、Windows、Mac、Raspberry Pi、Android、iOSでできる。
支援受付期間は日本時間9月6日まで。目標金額の1万2000ポンドに対し、記事執筆時点(日本時間8月10日12時)で集めた金額は約300ポンド。
Arduinoベースのハードウェアを採用し、全体的な形はFormula AllCodeと似ているが、搭載センサが少なくシンプルな構造をしている。また、上部に設けられたキーパッドで簡単な動作シーケンスを組むことができるなど、7歳児くらいの子どもでも扱えるという。
支援受付期間は日本時間9月4日まで。目標金額の6000ドルに対し、記事執筆時点(日本時間8月10日12時)で集めた金額は約1200ドル。
続いて紹介するプロジェクトは、子どもよりも実は大きなお友達向けかもしれない、磁気に反応するタグ「MagneTag」。首からさげて胸の前で固定する剣道の防具“胴”のような形をしており、磁石の埋め込まれた刀や手裏剣が当たると攻撃を受けたと認識されブザーが鳴る。
つまり、チャンバラや忍者ごっこで「切られた」「切られていない」と揉めずに済むわけだ。Bluetoothでスマートフォンと連携し、敵の位置を探したり、戦績を記録したりすることも可能だ。
支援受付期間は日本時間9月9日まで。目標金額の5万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間8月10日12時)で集めた金額は約1万ドル。
最後に紹介するのは、長さ10フィート(3m)もある、丈夫で絡みにくいことが特徴のLightningケーブル「Life Cable」。
一見、子どもと関係するようには見えないが、Life Cableはアフリカの子どもたちにソーラー電池内蔵デスクライトを寄付する活動の一環なのだ。アフリカには電気が引かれていない村がたくさんあるので、Life Cable販売で得た収益を活用してこうした村に住む子どもにライトを届け、勉強を支援しようとしている。
支援受付は、目標金額の2000ドルに対し見事約8000ドルの資金を集めて終了した。
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