ミクシィ、「モンスト」イベントの混乱で謝罪--心肺停止者や飲み物没収については否定

 ミクシィは、8月2日に幕張メッセにて開催したスマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」のリアルイベント「モンストフェスティバル2015」について、熱中症と見られる症状で救急搬送されるなど混乱を招いたとして謝罪する文書を公式サイトなどに掲載。一方、一部で話題となっている心肺停止者が出たことや、飲み物を没収したことについては、事実と異なると否定している。

  • 「モンストフェスティバル2015」特設サイトより

 モンストフェスティバル2015は入場無料にて開催。来場者にはモンフェス限定デザインを配布する特典が用意されたこともあってか、ユーザーが殺到。入場の規制を行ったことにより、長時間並んでも入場できない来場者がいたほか、その行列対応などに不満の声がTwitterを中心に上がっていた。また千葉市消防局の発表では11名が救急搬送されたとしている。重症者はいなかった。

 8月3日には、ミクシィ代表取締役社長の森田仁基氏と、エックスフラッグスタジオ総監督の木村弘毅氏の連名で文書を掲載。会場の収容可能人員数を大きく上回る来場者があったことに加え、体調を崩した人に素早く十分な対応をとることができなかったこと、さらに入場に関する情報などの提供が遅く、会場および会場周辺の案内が不十分であったため混乱を拡大したと謝罪した。

 一方、8月4日には一部SNSや報道などで話題となっている情報について、事実と異なると否定する文書を掲載。まず「心肺停止者が出た」という情報については「事実ではない」と否定。救急搬送されたユーザーの状況については千葉市消防局の発表のとおり「11名搬送、重症者なし」としている。

 また「会場にてお客様の飲み物を没収した、ペットボトルは持ち込み禁止とされていた」などの情報や、8月3日付けのフジテレビ「とくダネ!」において、「イベント主催側 飲み物の持ち込みを禁止」というテロップとともに、イベント内への飲み物の持ち込みを禁止していたと報道されたことについて、「防犯対策等の一環として手荷物検査を実施したが、来場者が持参した飲料等を没収したり、取り上げたりした事実は一切ない」と同様に否定した。

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