東芝ライフスタイルは7月30日、液晶テレビ「REGZA」に搭載するクラウドサービス「TimeOn」をリニューアルすると発表した。対応機種を拡大するほか、番組コンテンツを自動で検索する「みるコレ」に「パートナーパック」を提供する。
TimeOnは、2012年にスタートしたテレビ向けのクラウドサービス。録画済み番組の見たいシーンのみを自動検索し、連続再生ができるほか、興味のあるテーマに合致する番組を録画する機能などを備える。7月に追加されたみるコレは、地上、BS、CS放送とYouTubeのコンテンツを横断的に検索し、ピックアップできる新サービス。録画や放送中の番組、これから放送される「未来番組」、さらに「YouTube」から、タレント別、番組別、人気別に番組やコンテンツを探し出せる。
みるコレは、新モデルとなる液晶テレビ「REGZA G20X/J20X」シリーズへの搭載が発表されていたが、対応機種を2012年以降に発売した「Z10X/J10X/J10/Z9X/J9X/G9/Z8X/Z8/J8/Z7/J7」シリーズにも拡大する。使用は無料。9月末予定のアップデートにより、使用できるようになる。
タレント別、番組別などで番組をピックアップできるほか、スポーツジャンルでも「国内女子ゴルフ」「巨人戦」といった、興味のあるテーマを絞り込んだ「みるコレパック」を用意していることが特徴で、現在、約5万6000件のパックをそろえる。ユーザーはパックを選んで「お気に入り」に登録することで、関連する番組や動画をピックアップでき、「シーン別」を選べば、複数の番組から目当てのコンテンツのシーンのみを連続して再生することも可能だ。通常のキーワード登録などに比べ、より精度が高く、ユーザーの嗜好に合った番組検索ができる。
今回発表されたパートナーパックは、アニメ、スポーツ、音楽、ドラマ、アイドルなど特定のテーマごとに、コンテンツ事業者が提供するコンテンツ情報をまとめて提供するもの。第1弾としてKADOKAWAとコラボレーションし、アニメ情報誌「月刊ニュータイプ」での特集番組を集めた特集コーナー、秋の新着アニメのプロモーションビデオ、オープニング映像・エンディング映像などの再生、アニメ関連イベント情報や関連グッズを確認できる「Newtype パック」を提供する。
東芝ライフスタイルビジュアルソリューション事業本部VSクラウド&サービス推進室室長の片岡秀夫氏は「みるコレパートナーパックは、みるコレパックの仕組みを使用し、アニメ、スポーツ、音楽など多様なテーマのコンテンツを有する事業者と、それぞれのテーマに興味があるユーザーを結び付けるための場として提供するもの。テレビやネット動画、VOD、イベント情報、関連グッズなど、さまざまな情報をテレビ上で提供できる予定」と今後の展開について話した。
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