EU、ディズニーなど米映画会社6社を独禁法違反の疑いで調査

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2015年07月24日 12時09分

 Disneyなど複数の米映画製作会社が、独占禁止法違反の疑いで欧州連合(EU)の調査を受けている。

 欧州委員会は現地時間7月23日、有料テレビ会社のSky UKと米映画会社6社(Walt Disney、NBCUniversal、Paramount Pictures、Sony Pictures Entertainment、20th Century Fox、Warner Bros.)に、異議告知書(Statement of Objections)を送付したと発表した。欧州委員会は、英国とアイルランド以外のEU加盟国でSky UKが映画の視聴サービスを提供できないようにする契約を、Sky UKと映画会社各社が相互に締結したと批判している。

 欧州委員会の異議告知書で概要が示された予備的見解では、(映画会社と締結した契約における制限事項によって)Sky UKはEUの他の地域で、同社の有料テレビサービスを求める消費者からの要望に応じていないと主張している。欧州委員会によると、契約の制限事項がなければ、Sky UKは英国とアイルランド以外でも有料テレビサービスを販売することができるはずであるという。これらすべてが事実であれば、Sky UKと映画会社各社は反競争的な取り決めを禁止するEU法に違反していることになる。

提供:Disney
提供:Disney

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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