日活ならびにジェミニエンタテインメントは、米国のベンチャー企業「ATARI」を描いたドキュメンタリーDVD「ATARI GAME OVER」(アタリ ゲームオーバー)の日本版を9月16日に発売する。価格はいずれも税別で、通常盤が2800円、オリジナルTシャツ付き数量限定特別版が6000円。販売はポニーキャニオン。
本作は、テレビゲーム黎明期に社会現象となりつつも、突然消え去ったATARIの軌跡について、専用ソフト「E.T.」の発掘を通じて掘り下げるドキュメンタリー作品。1980年代初頭に米国をを中心として社会現象を巻き起こしたテレビゲーム機「ATARI 2600」。スティーヴン・スピルバーグの映画とタイアップした専用ソフト「E.T.」は大きな期待が寄せられたものの、ゲーマーたちから史上最悪のクソゲーとして呼ばれ、ATARIショックの要因のひとつとなったソフトという不名誉な烙印を押されているという。
映画「アベンジャーズ」の脚本家としても知られるザック・ペン氏が、ニューメキシコの砂漠に「E.T.」の不良在庫が大量に埋められているという都市伝説「ATARIの墓」について、発掘に挑戦する者たちを追いかけ、さらに1980年代のATARIゲーム開発にたずさわった人物やゲームクリエイターに取材を試みた内容としている。
日本版での特典映像として、ゲームジャーナリストの黒川文雄氏がATARI創設者であるノーラン・ブッシュネル氏への単独インタビューを収録しているほか、ロサンゼルス現地取材によるプロデューサーインタビューやゲームショップへの取材などの模様も収録している。
米アタリの不人気ゲーム「E.T.」、地中から大量に発掘--あの都市伝説を検証CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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