仏Parrotは7月16日、無料の専用アプリを搭載したスマートフォンやタブレットで操縦するドローン製品シリーズ「MiniDrones」の新製品を日本で発表した。地上用、空中用の2つの既存グループの新モデルに加え、水上移動ができる製品を投入する。日本では9月に発売する予定で、価格は税抜き1万3800円から。既存モデルも引き続き販売するという。
新たに加わったドローン「Hydrofoil」は、空を飛ぶミニドローンと船を合体させたもの。エンジンを入れると船体の上のミニドローン部分が立ち上がり、ミニドローンの4つのプロペラを回して、船体が水面から約5cm浮いた状態を保って移動する。
最高時速は5.4ノット(10km)で、ターンをしても船が転覆することはないという。バッテリ稼働時間は7分程度。なお、空を飛ばすときにはミニドローンを船体から取り外す必要がある。Parrotでは「淡水」での使用を推奨している。価格は税抜き2万1800円。
地上用である「Jumping」の新モデルは、明るさを調整できるLEDを2つ搭載した「Jumping Night」、時速13kmの高速走行ができる「Jumping Race」の2種類。税抜価格は、Jumping Nightが2万5800円、Jumping Raceが2万6800円。
一方、空中用である「Airborne」の新モデルは、明るさを調整できるLEDを2つ搭載した「Airborne Night」、フィギュアやブロック玩具を載せて運べる「Airborne Cargo」の2種類。税抜価格は、Airborne Nightが1万7800円、Airborne Cargoが1万3800円。
Parrotのアジア・太平洋副社長であるクリス・ロバーツ氏は「5年前、ゼロの状態から消費者向けドローンを販売し、これまでに日本市場でも信頼を得てきた。すでに基盤はできているため、『陸、空、水』と拡張してきたドローンファミリーのさらなる商業化に努めていきたい」と語った。
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