NTTドコモとラオックスは7月14日、訪日外国人のユーザーを総合的にサポートするため、新たなサービスの提供などに向けて提携するための基本合意書を締結したと発表した。
提携の最初の取り組みとして、日本滞在時にNTTドコモのネットワークを通じて国際ローミングを利用する中国の通信事業者「China Mobile Communications Corporation」、および韓国の通信事業者「KT Corporation」のユーザーを対象に、ラオックスでの買い物に利用できる特別優待サービスを10月から提供予定。
同特別優待サービスは、対象のユーザーが日本の空港などで国際ローミングを利用するにあたり、NTTドコモのネットワークに接続することで利用できるもの。ユーザーは日本にあるラオックス全店での商品購入時に割引サービスが受けられる。
なお今回の合意は、NTTドコモ、China Mobile Communications Corporation、KT Corporationの3社で2011年1月に締結した事業協力契約を通して、日中韓3か国間における国際ローミングの利用促進を目的とする取り組みを拡大し、免税店などさまざまなパートナーとの提携により、新たなサービスを展開することについての合意に基づき、実現したものだという。3社が連携して新たなパートナーと提携する取り組みは、ラオックスとの取り組みが初となる。
NTTドコモとラオックスでは今後、他の海外通信事業者や訪日外国人向けビジネスを展開する企業などとの提携先の拡大、日本滞在中に使える情報の提供、翻訳技術を活用したさまざまな言語のサポート、およびビッグデータを活用した訪日外国人に関するマーケティングなど、さまざまな形で訪日外国人のユーザーをサポートする環境づくりを検討していくとしている。
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