レシートをスキャンして経費管理できる--アプリ「Moneytree」がScanSnapに対応

 マネーツリーは6月30日、資金管理アプリ「Moneytree 一生通帳、家計簿より楽チン」を大幅アップデートした。

スキャンしたデータは「Moneytree Cloud Safe」に保存され、空いた時間などに取引明細とひも付けられる
スキャンしたデータは「Moneytree Cloud Safe」に保存され、空いた時間などに取引明細とひも付けられる

 スキャナはPFUの「ScanSnap iX100」と「ScanSnap iX500」に対応。有料サービス「Moneytreeプレミアム」の利用者は、ScanSnapアプリを起動せずにMoneytreeからダイレクトにScanSnapを呼び出し、直接レシートをスキャンできるようになった。

 スキャンされたレシートデータまたはカメラロールのデータは「Moneytree Cloud Safe」に保存され、空いた時間などに取引明細とひも付けられる。Moneytreeには、必要な項目を選択して、Excel、CSVの形式で書き出せる「経費精算機能」があり、カードはもちろん現金で支払った分も簡単に精算できるようになる。

使用したクレジットカードの確定分と未確定分、リボ払い残高が表示されるようになった
使用したクレジットカードの確定分と未確定分、リボ払い残高が表示されるようになった

 2015年9月末に実施されるe-文書法(電子帳簿保存法)の改正後は、要件を満たせば領収書や請求書などの紙文書も電子データでの保存が認められるため、特に中小企業やフリーランスにはより便利に使ってもらえるのではないかとしている。

 また、プレミアムユーザーだけでなく一般の機能として、今回のアップデートにより、使用したクレジットカードの確定分と未確定分、リボ払い残高が表示されるようになった。「これは同業他社にはない機能」と自信を見せる。

 このほか、現金記録画面で月ごとの総額と詳細を表示できるようになった。データの同期速度が加速し、時間は約50%短縮したという。

 金融情報を扱うにあたり、マネーツリーでは、iOSの基準に準じてセキュリティとプライバシーを尊重するため、必要以上の個人情報は一切取得していないと説明する。また、予定するとしていたAndroid版は未だ未定という。その理由について、セキュリティ上の不安が解決できないためとしている。

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