ナムコは6月26日、リアルゲーム事業の海外進出第1弾として謎とき体験施設「なぞともCafe」を中国に展開。浙江省杭州市に「謎友亭 杭州星光大道店」をオープンした。
なぞともCafeは、ナムコの「チームなぞとも」による謎解きアトラクションと、ドリンクや軽食などが楽しめるパブリックスペースを併せ持った謎とき体験ポータルスタジオとして展開。現在は新宿店と渋谷店(渋谷店は6月30日で閉店)の2店舗が運営されている。
今回出店した謎友亭 杭州星光大道店は、日本でのなぞともCafeのコンセプトとコンテンツをほぼそのまま移植したもの。パブリックスペースと、謎ときのテーマや難易度が異なる個室「ミッションキューブ」で構成。事前予約不要であるところや制限時間765秒以内にミッションクリアを目指すといったところも変わっていない。コンテンツの内容は、新宿店の人気作品から厳選した6種類の謎ときを中文字幕でローカライズしたものとしている。店舗運営は、アミューズメント施設を運営する中国現地企業の杭州神采飛揚娯楽有限公司が担当する。
同社によると、現在中国では流行に敏感な大都市富裕層の間で、知的な遊びとしてリアルゲームの人気が拡大しているという。今回の出店を通じ、なぞともCafeの海外展開モデルとしてさまざまな検証を進めるとともに、海外市場における多店舗化や現地でのコンテンツ開発の可能性などを含めて、リアルゲーム事業の一層の深耕を図るとしている。
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