ソニーは6月25日、USBポータブル電源4機種「CP-R10/S5/V5A/V3B」を発表した。全機種で液漏れしにくい安全設計の「ハイブリッドゲルテクノロジー」を採用する。
ハイブリッドゲルテクノロジーとは、ゼリー状のセルを採用することで、液漏れしにくく、低膨張を実現する、ソニーの独自技術。通常の液状に比べ凝固体のため、サイクル特性に優れ、繰り返し1000回の充電に対応する。
CP-R10は、1万mAhのリチウムイオンポリマバッテリを内蔵し、スマートフォンを約4回分充電できる大容量タイプだ。急速充電機能「Quick Charge 2.0」に対応し、対応しているスマホと組み合わせれば、従来比の倍速チャージを実現する。
最大5V/2.0Aで出力でき、Quick Charge 2.0時は9V/2.0A出力を実現する。サイズは高さ126.0mm×幅66.0mm×奥行き21.8mmで、重量約275g。AC電源使用時は約8時間で充電できる。発売は8月20日。想定税別価格は9500円前後。
CP-S5/V5Aは、5000mAhのリチウムイオンポリマバッテリを内蔵し、スマートフォンを2回分充電できる。両機種ともに最大5V/1.5Aで出力でき、充電時間はS5が約6.5時間、V5Aが約7時間。S5のみ本体を充電しながら、機器へ給電ができる同時給電機能を備える。サイズは幅63.5(V5Aは65.0)mm×高さ113.0(同116.0)mm×奥行11.8(同13.1)mmで、重量約141(同135g)。従来モデルに比べ、約10%のスリム化を図った。V5Aは表面に加工処理を施し、傷がつきにくい。想定税別価格はS5が5500円前後、V5Aが4500円前後。いずれも7月15日に発売する。
CP-V3Bは、3400mAhのリチウムイオンポリマバッテリを内蔵し、スマートフォンを約1回分充電できるエントリーモデルだ。スマートフォンに合わせたスクエア型のデザインを採用し、サイズは高さ85.2mm×幅67.0mm×奥行き18.2mmで、重量約92g。USBケーブル接続時、無負荷を検知して自動に停止する自動停止機能を備える。約5時間で充電が完了する。発売は7月15日。想定税別価格は3000円前後になる。
すべてのモデルに、電池の残量の目安を知らせる4段階のLED電池残量表示を装備。出荷時に約50%充電済みのため購入後すぐに使用することができる。フル充電の状態で1年経過しても約80%電池残量を維持できるとしている。15~20cmのmicroUSBケーブルを付属する。
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