「Raspberry Pi」プロジェクトは、Linuxが稼働する(現在では「Windows 10 IoT Core」プレビュー版も搭載可能)ARMプロセッサをベースとした小型で低価格なPCの製造で成功を収めた。販売台数が500万台を超えたRaspberry Piとその競合製品の周囲には、小規模な企業が多数生まれている。Raspberry Pi FoundationはPiの体験を向上させるために本体以外のパーツも手がけてきたが、これまでRaspberry Piの基板を収めるケースは提供していなかった。
公式の「Raspberry Pi 2」用ケースはそこに収める本体と同様に小さくて低価格だ。Raspberry Piストアでの販売価格は6ポンド(約9ドル50セント)で、本体とケースを合わせても50ドルほどで簡単に持ち運べる完全なコンピュータが手に入る。もちろん、入力デバイスなどは別途購入する必要がある。
射出成形プラスチックでできた赤と白のケースは、各部を互いにはめ込むようにして組み立てる。microSDカードスロット、4つのUSBポート、Ethernetジャックが使えるほか、側面パネルを取り外してGPIOピンからRaspberry Piの機能をさまざまな方法で利用できる。
このケースはRaspberry Pi公式ストア以外にもパートナーの店舗から購入可能で、米国にもいくつかパートナーストアがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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