3Dプリンタなどを手がける米3D Systemsは、iPadに取り付け可能なハンディ3Dスキャナ「iSense」をiPhone 6/6 Plus向けにも提供開始する。現在、購入予約を同社の販売サイト「Cubify.com」で受付中。出荷開始は7月7日の予定で、販売価格は499ドル(5万5900円)。
iSenseは、本体部のサイズが11.92×2.9×2.79cm、重さが99.2gというコンパクトなスティック型3Dスキャナ。物体や人物をビデオカメラで撮影するようにスキャンして、3Dモデリングデータを生成できる。これまではiPad用としていたが、iPhone 6/6 Plus向けにも提供を始める。
iPhone 6/6 Plus用のジャケット型ケースと一体化しており、iPhoneに取り付けてケーブルをLightningポートに接続するだけで使える。スキャンは対象物から0.40m~3.5m離れて行い、0.2m角から3m角までの物体や人物を取り込める。スキャンの精度は、平面方向が0.9mm、奥行き方向が1mm(いずれもスキャン時の対象物からの距離は0.5mの場合)。背景の無関係なデータは自動的に除去される。
3D SystemsはiSenseのiPhone向け提供開始に合わせ、対応iOSのメジャーアップグレードも実施。スキャン速度を最大3倍にまで高速化したことで、1回のスキャンが5秒から30秒に短縮された。
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