Spotifyが、ユーザーの音楽の好みを拡大するべく、趣味に合いそうな過去の曲をお勧めする機能を追加した。
新機能「Taste Rewind」を発表したSpotifyによると、多くのユーザーは特定の年代の音楽、とりわけ若いころに聴いていて、自身の音楽的嗜好を決定づけた年代の音楽ばかりを聴く傾向にあるという。しかし、もっと古い時代にも音楽はたくさんあるのだから、聴く音楽の範囲を拡げてみてはどうかというのが新機能の趣旨だ。
「Apple Music」という新たな競合を迎えうつことになったSpotifyは、あの手この手でサービス拡大を図る必要に迫られている。
Taste Rewindを試すには、まず同機能の専用ウェブサイトを開き、Spotifyのアカウントでログインする。すると、ユーザーの現在の好みを反映したアーティストのリストが表示され、そこから3組を選ぶよう促される。アーティストのリストは、選択したいアーティストが3組見つかるまで更新できる。
3組を選び終えて、「See my Rewind」ボタンをクリックすると、Spotifyが時間をさかのぼり、まずは2000年代の音楽の再生リストが表示される。再生リストをクリックすれば、通常のSpotifyソフトウェアに追加できる。再びTaste Rewindに戻り、さらに1990年代、80年代、70年代、60年代の再生リストをクリックすることも可能だ。魅力的なプレイリストを見つけたら、Spotifyに恒久的に追加できる。ユーザーはいつでもTaste Rewindをやり直して、過去の音楽をさらに探したり、再生リストを他のユーザーと共有したりすることができる。
「Spotifyは、過去50年にさかのぼって音楽の旅ができるようにTaste Rewindを開発した。ユーザーの現在の音楽的嗜好から、もし別の年代に生きていれば聴いていただろう音楽が明らかになる特別な体験だ」とSpotifyの広報担当者は述べている。「選択した年代のカスタム再生リストがサイトで生成されるので、これを友達と共有することができる」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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