「時間がない」が口ぐせになってはいないだろうか。「時間がない」ことにばかり意識が集中して、時間がなくならないように、さまざまな対策を立てたり、行動を起こしたりすることがおろそかになり、結局「時間がない」と騒いでしまう。この現象は「欠乏」という状態で、欠乏が欠乏を生むのだそうだ。そして欠乏は時間に限らず、お金や知識などにもあてはまるという。
締め切り間際の方が、生産性が高まることはある。時間がないという欠乏感から、集中して取り組むからだ。しかし、それが必ずしも良い結果を生むわけではないことが、本書では「トンネリング」という言葉で表されている。「トンネリング」とは、1つのことに集中するあまり、ほかの選択肢に一切考えがおよばなくなる状態のことで、これが生み出した悲惨な事故についても言及されている。
欠乏によって自分の処理能力に大きな負担がかかり、考えることをやめてしまうことにも大きな弊害がある。どのような時に、人の処理能力に負荷がかかるのか。多くの実験や事例の分析によって、明らかにされていることは、今後自分が仕事の予定を組んだり、貯金をしたり、人生設計を立てたりするのに、大いに役立つだろう。
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