カリフォルニア州サンフランシスコ発--個人間の部屋の貸し借りをオンラインで仲介するAirbnbは、ユーザーがもっと商売上手になる手助けをしたいと望んでいる。同社は米国時間6月4日、ホスト(貸し手)が適正な宿泊代を決めるのに役立つツールのリリースを発表した。
この新機能は「Price Tips」と呼ばれ、1年における各日の推奨価格をホストに提示するというものだ。Airbnbは、このツールによってホストが自分の家をもっと頻繁に貸し出せるようになることを期待している。これはホストだけでなく、Airbnbにとっても収入の増加を意味する。Airbnbは、宿泊代の9〜15%を受け取る仕組みになっているからだ。
適正な宿泊代を決めるに当たって、Airbnbの新ツールPrice Tipsは、所在地ごとの需要、旅行動向、部屋のタイプを考慮する。そして、同社のサイトにあるホスト用のカレンダーを見ると、各ホストに合わせて色分けされた日付とスライダーツールが表示され、1年においてその日の宿泊代として提示すべき金額が示される。この推奨料金は、Airbnbの最新データに基づいて毎日更新される。
Airbnbのエンジニアリング担当バイスプレジデントを務めるMike Curtis氏によると、Price Tipsの初期テストの結果として、ホストが宿泊代をAirbnbの推奨価格のプラスマイナス5%以内に設定すると、4倍も予約が入りやすくなったという。このツールは、すでに利用可能だ。
また、Airbnbは同じ6月4日に、このPrice Tipsだけでなく「Gift Cards」も発表した。Gift Cardsは、Airbnbを利用した宿泊をギフトとして贈れるようにしたものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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