開発途上国向けの軽量版アプリ「Facebook Lite」--アジアを皮切りに提供地域を拡大へ

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年06月05日 10時50分

 この10年間で、Facebookの機能はかなり肥大化した。そのため、同社はローエンドの携帯電話を所有し、モバイル接続環境が十分に整備されていない地域に住む顧客向けに、余分な機能を省いたアプリを開発している。

 Facebookより米国時間6月4日に正式に発表された「Facebook Lite」と呼ばれる新アプリの容量は1Mバイト以下。Taylor Swiftのヒット曲「Shake it Off」の約8分の1のサイズだ。さらに、写真の画質を落としてダウンロードするなど、アプリの動作を可能な限り高速化するためにさまざまな工夫を施している。


提供:Facebook

 このアプリは、開発途上国への進出拡大を目指すFacebookの大規模な取り組みの一環だ。同社は「Internet.org」イニシアチブから、ドローンを飛ばして遠隔地にインターネットアクセスを提供するプロジェクトまで、あらゆる手を使って、アフリカや南米、アジアなどの地域で事業を拡大させている。すべては、人々がオンラインに接続するのを支援するという目的のためだ。

 そして、Facebookには、それを行うもっともな理由がある。同社が4月に明かしたところによると、少なくとも月に1回、モバイルデバイスからFacebookを利用するユーザー数は10億人以上で、前年同期から24%増加したという。さらに、同社の広告売上高の73%は、モバイルデバイスに表示される広告からもたらされた。eMarketerの試算によると、2019年までに、Facebookユーザーの90%近くが日常的にモバイルデバイスから同サービスにアクセスするようになるという。

 FacebookはFacebook Liteを1月にひっそりとテスト公開し、バングラデシュやベトナム、ナイジェリア、ネパールなどで提供した。同社はアジアを皮切りにこれから数週間かけ、さらに多くに地域に提供する予定だ。

 Facebook Liteは無料で、Googleの「Android」を搭載する端末でのみ利用可能だ。FacebookはAppleの「iPhone」など、ほかの端末で同アプリを公開する時期やその可能性について情報を発表する予定はない、と同社広報担当者は述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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