NTTドコモは5月28日、高齢者向け見守りソリューション「おらのタブレット」を全国の法人・地方自治体に6月1日より提供すると発表した。
同ソリューションは、法人・地方自治体などが高齢者向けに日常の生活にかかわる情報、および災害情報などをタブレット内のアプリケーションを用いて提供するというもの。ユーザーはアプリを利用することで、血圧測定や歩数管理などの健康管理を地方自治体と連携でき、地方自治体はメールで情報を配信した後に開封通知を受け取るなど、健康状態や安否確認を簡単にできるという。
長野県大町市と天龍村の両自治体、住民の協力のもと、利用方法に関する意見を反映するなどして開発。具体例として、メール機能はATM(現金自動預け払い機)の操作画面のように画面の案内に沿ってボタンやキーを押す画面遷移とし、また、タブレットの画面上に表示する選択肢は最大3つまでと、選択しやすいように設計。そのほか、文字の入力方法は五十音、手書き、音声入力などに対応することで、テンキー入力やキー操作の苦手なユーザーにも配慮している。
タブレットを毎日楽しく使える仕組みとして、キャラクターの活用や画面の背景として表示する掛け軸の格言を日ごとに変化させるなど、日々変化のあるホーム画面を開発したという。
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