Kickstarterで資金集めが始まった「Light Phone」のコンセプトはシンプルだ。それは、「単なる携帯電話」というもので、スクリーンやブラウザだけでなく、テキスト機能もない(時計は搭載している)。
開発元が狙っているのは、簡単に通話の発着信 ができる一方で、携帯端末によって注意散漫になることから解放されるのを歓迎する人たちだ。
未使用時のLight Phoneは、クレジットカード大のスリムな白いブロックでしかない(厚さは5mm)。使用時にはLEDが点灯し、その光はケースを透過するようになっているので、全体的に優雅でモダンな感じを与える。バッテリ持続時間は20日となっているため、開発元は、Light Phoneがメインの携帯電話のバックアップとして利用可能なこと、充電が難しい地域へ旅行に出る際に最適なことを謳っている。
Light Phoneは、個別に番号を持ち、プリペイドSIMカードを挿入できる。また、10件の短縮番号を登録できる。
メインの端末にあるアプリを使えば通話をLight Phoneに転送することができ、TalkCaseと似ている。
ともに、SIMカードを挿入していれば、スタンドアロンの端末として機能するが、大きな違いは、TalkCaseの場合、メインの端末とBluetooth経由で同期することで通話の発信や住所録へのアクセスが可能となる。つまり、メインの端末を携帯しておく必要がある。Light Phoneの場合、メインの端末を家に置いておいても通話がアプリ経由でLight Phoneに転送される。
Light Phoneは、100ドルの出資で入手が可能だ。出荷は2016年5月を予定しているが、人気は上々のようだ。出資期限まで1カ月以上残っているが、20万ドルの資金調達目標に対して15万ドルを既に集めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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