電気ポットでお湯を沸かす際、水をついつい多めに入れてしまうことはないだろうか?「MIITO」は、このように多めに入れた水を温めることで浪費されるエネルギーを減らすため、水を必要な量だけティーカップなどの容器に入れて直接温められる湯沸かしシステムだ。
MIITOは、セラミック(磁器、陶器、炻器)、ガラス、耐熱プラスチックなどの鉄製でないカップやポットをベース部に置き、ステンレススチール製のロッド部をその中に立てて、お湯を直接沸かす。温めるのが可能なのは水だけでなく、コーヒーやスープ、ソースでも良いという。
開発元のMIITOは、自身の湯沸かしシステムについて、「(必要以上の水を入れた電気ポットで)余分に使われる1日のエネルギーは、英国全土の街灯を一晩中照らしておくのに十分な量」というLeyla Acaroglu氏による2014 TED Talkの講演に影響を受けていると説明している。
MIITOはKickstarterで資金集めをしており、6月14日までに15万ユーロを集めることを目標としている。本稿執筆時点で26万ユーロ以上を既に集めている。
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