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写真に写っている物を特定して情報表示--Wolfram、新ツールを公開

Matthew Miller (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2015年05月15日 11時56分
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 筆者は、花の驚くほど繊細な構造や色を楽しむのが好きなのだが、それが何という花なのかを言い当てるのは苦手だ。新たに公開された「Wolfram Language Image Identification Project」のおかげで、スマートフォン上で花の画像を指定するだけで、それぞれの花についての情報がこれまで以上に詳しく分かるようになった。

 Stephen Wolfram氏は最新の取り組みの成果を発表した。それが、コンピュータを使って写真に写っている物を特定し、その画像に関する詳細情報を表示する機能だ。この新機能は、「ImageIdentify」と呼ばれるもので、同機能のウェブサイトで説明されているように、ファイルブラウザ経由、または、スマートフォンから同ウェブサイトにアクセスしている場合はカメラアプリや写真ライブラリ経由で画像を指定するだけでよい。

 この新しいImageIdentifyツールは、必ずしもすべての画像を正しく認識できるわけではないが、筆者が試したところ、かなり正確に機能する。現時点で約1万種類の一般的な対象物を識別することができるが、ユーザーのフィードバックから学習し、機能を向上する仕組みになっている。

 Wolfram氏のウェブサイトによると、このツールでは、UFOや抽象画のほか、ある特定の人々、そして、日常的でない対象物は識別されないという。無料のツールなので、できるだけ多くの写真で試してみることをお勧めする。

 このプロジェクトについて、Stephen Wolfram氏は次のように述べている。

 「だが、私にとってもっと重要なのは、ImageIdentifyのようなものをWolfram Languageのシンボリック構造全体に組み込むことで、何ができるようになったかという点だ。ImageIdentifyがやっていることは、人類が世代ごとに物事を学んでいくことに似ている。一方、シンボリック言語というものは、人類の歴史を超えて共有される知的業績を表現する機会をもたらしてくれる。そして、こうしたことすべてをコンピュータで実現することに、記念碑的な意義のようなものを感じている。私はようやくそのことを理解し始めたところだ」(Wolfram氏)

 Googleには、ランドマークや絵画など、さまざまな対象物を識別するのに役立つ「Goggles」アプリがある。それに対して、このWolframツールは、Googleによる実験的取り組みよりもさらに踏み込んだものにみえる。開発者はWolfram Languageを使ってアプリを作成できる。したがって、同ウェブサイトを使用しなくてもImageIdentify機能が利用できるアプリがまもなく登場するだろう。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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