ソフトバンクモバイルは5月11日、DNS(Domain Name System)サーバの一種であるキャッシュサーバ(オープンリゾルバ)を踏み台としたDNSアンプ攻撃対策として、インターネット側からユーザー端末宛の通信のうち、DNSサーバとの通信に利用されるTCP/UDP53ポートの遮断を実施すると発表した。オープンリゾルバとは、アクセス元を限定せず、外部の不特定IPアドレスから利用可能となっているDNSサーバ(キャッシュサーバ)のこと。
DNSアンプ攻撃とは、インターネットからアクセスできるDNSサーバ(キャッシュサーバ)を踏み台として、複数のPCから大量の応答通信を送信し、対象を麻痺させるDDoS(Distributed Denial of Service attack)攻撃の一種。EMOBILE 光を対象とし、6月10日より順次対策を実施するという。
なお、通常のインターネットサイト閲覧やメール送受信には影響はないが、ユーザーがDNSサーバを設置し、インターネットに公開している場合は、DNS問い合わせに対する応答ができなくなる。
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