配車サービスを手がけるUber Technologiesは近く、ベンチャーキャピタルが投資する新興企業として史上最高の評価額を記録するかもしれない。
そう伝えたのはThe Wall Street Journal(WSJ)だ。WSJは米国時間5月8日夜、Uberが新たに500億ドルを超える評価額で15億~20億ドルの資金調達を計画していると報じた。WSJは匿名の情報筋の話として伝えている。この報道の後、BloombergとThe New York Times(NYT)もこの件を報じたが、やはりどちらも情報提供者は匿名だ。
WSJによると、シリコンバレーの新興企業のうち、これまで株式上場前に評価額が500億ドルに達した企業は、2012年に新規株式公開(IPO)を行う前のFacebookだけだったという。2014年12月には、中国を拠点とするスマートフォンメーカーのXiaomi(シャオミ)がベンチャーキャピタルから11億ドルの資金を調達したが、そのときの評価額は当時のUberを上回る450億ドルだった。Uberはそれに先立ち、同じ月に12億ドルの資金調達ラウンドを発表しており、評価額は約400億ドルとされていた。
Uberは、スマートフォンのアプリを使って、自分の車を使用するドライバーに配車を予約するサービスだ。NYTの情報筋によると、Uberは新たな資金をパートナーシップなどの「戦略的」目的に使う意向だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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