Workflowは、iPhone上の操作やスクリプトを組み合わせて、作業を自動化できるアプリだ。アクションを自分で組み合わせることもできるが、すでに多くのテンプレートアクションが登録されているギャラリーから、任意のアクションをダウンロードして使うことも可能だ。スクリプトを組むのが苦手でも、個別のアクションをドラッグ&ドロップして組み立てることで、自分の目的に合ったアクションを簡単に作成できる。
Workflowでできることは数多く、組み合わせは無限だ。たとえば、最後に撮影した写真をメールに添付して、複数の宛先に送信したり、スクリーンショットのみをアルバムから削除したり、クリップボードにコピーしたURLからファイルをダウンロードしたりするなどの一連の操作が、ワンタップで実行できるようになる。
アクションには、アプリを操作対象とするものと、操作を補助するスクリプト(Scripting)がある。アプリを操作対象とするアクションでは、連絡先から特定の連絡先を選び出したり、写真からスクリーンショットを選択したりといった操作が行える。スクリプトでは、IFを使った分岐を作成したり、変数をセットしたりできる。いずれの場合も、アクションを、メイン画面にドラッグ&ドロップして編集する。
画面は、メイン画面の「My Workflows」および「Gallery」のほか、「Suggested」という推奨されるアクションの一覧が表示される画面と、「Actions」というアクションがカテゴリ別に一覧表示される画面がある。メイン画面と、「Suggested」画面、「Actions」画面は、画面を左右にフリックして切り替える。
作成したアクションは、分かりやすいように、色とアイコンが変更できる。アイコンの種類は豊富だ。また、Safariの拡張機能として登録すれば、Workflowを起動しなくても、Safariからアクションを実行することが可能だ。さらに、作成済みのアクションでも、簡単に変更できる。
Workflowは、使い方次第で、いくらでも応用できる。ギャラリーの中には、Workflowのアクションをわざわざ使わなくてもできそうなものもあるが、自分でアクションを作成する際の参考になる。iPhoneの標準アプリだけではなく、EvernoteやInstagram、Tweetbotなど、サードパーティ製アプリとも連携できる場合があり、今も、連携できるアプリは増えそうだ。アクションの作成に慣れると、毎日行う作業が、大幅に効率アップできる可能性がある。
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