もう一人の国際ゲストはマイコンボード「Arduino」プロジェクトの共同創業者Tom Igoe氏。現在はニューヨーク大学の先生をしながら、Arduinoの普及活動をしている。今回西欧から来たゲストは彼だけ。ほかに、日本(というかシンガポール)から僕、深圳のハードウェア企業Seeedstudioからブライアン。ゲスト同士はずっと一緒にいたのでとても仲良くなった。
ロボットコンテストはネパール軍のトレーニング施設である体育館で行われた。64の学校が参加し、僕たちが行ったのは決勝戦で、数時間ですべての戦いが終わった。
もちろん、レベルはお世辞にも高いとはいえない。ライントレーサーは、ひょっとして決勝ではじめて、光沢の上を走ったのかもしれない。しょっちゅう道を外していたし、フラッグを取り合うロボットは自動でなくてリモコン使用。参加者は高校生と聞いていたけど、もう少し上の年齢層もいたように見えた。いずれにせよ“ハイレベル”ではない。でも、多くの人が楽しんでコンテストに参加して、観客も集まっていたし、作者や観客の熱気はいつものロボコンと変わらない。僕もとてもエキサイトできた。
テクノロジ的にどう取り上げていいかわからなくて死蔵していたエピソードを原稿にしたのは、ネパール地震への支援が目的だ。Sakarほか、僕がFacebookでつながっている18人は無事が確認されたけど、まだいろいろと大変なはずで、日本のメディアに記事が載ったら喜んでくれるだろう。
以下に、今回の災害支援の窓口を列挙する。僕も今回の原稿料を送るつもりだ。
6月19~21日のメイカー向けイベント「Maker Faire 深圳」で、また彼らに会えるかはまだ聞いていない。会えたらいいなあと思っている。そして今年また、yantraが行われることを楽しみにしている。
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