ネパールのITとメイカーたち - (page 2)

ネパール初のアート&テクノロジのフェアYantra3.0に行ってきた

 Yantraというのは、ギャラリー「Nepal Art Council」で行われるDIYイベントのような作品展示と、ロボットコンテストを組み合わせた、1週間のイベントだ。Yantra3.0は2014年11月8~15日に開催された。

 僕は主にArt Tech Exhibitionイベントのスピーカーとして呼ばれた。会場ではポータブルな「マニ車」を作るワークショップなどが行われていた。

 ポータブルタイプのマニ車は、シリンダー状の物体の中にとても長いお経が入っていて、車を回すことでその長いお経を唱えたことになるツールだ。1回回すと1回経を唱えたことになるという。寺に備え付けてあるような大きいものも小さいものもあり、チベット仏教ではあらゆるところにある。各人の家にもあったりする。ここではマニ車のなかにお経を入れないが、自分でデザインしたオリジナルのマニ車を作ることができる。


ワークショップで子供が作ったマニ車が並ぶ。中央の女性がこのワークショップを計画したアーティスト

巨大なマニ車

 この巨大なマニ車もアート。回すと、おそらく軸の中にロータリーエンコーダが入っていて、そばに置いてあるプロジェクタからブッダのストーリー動画が流れる。シンプルなインターフェースなのだが、巨大なマニ車のインパクトが大きいし、かつ本気で作っているので見る方も力が入る。


宗教画とQRコード

 宗教画のビンディー(額にある第3の目)にQRコードが入っていて、スマートフォンで撮影するとブッダのストーリー動画が流れる。ネパールの回線は安定していないので、ローカルにアクセスポイントとサーバをたてていた。


ネパールのインタラクティブデザイナーが作った、光る服。スマホでコントロールして色を変えることができる

僕のプレゼン 未来の遊園地の話

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