Comcastは同じケーブル大手のTime Warner Cableを452億ドルで買収することを断念するかもしれない。Bloombergの報道によると、規制当局がComcastとの話し合いで買収に反対する可能性を伝えたという。
Bloombergは、米国時間4月24日にも発表があるかもしれないと報じている。
規制当局が懸念しているのは、米国のケーブル事業者最大手である2社が合併して登録件数約3000万の巨大有料テレビ企業が誕生すると、動画コンテンツの流通に影響が及び、ブロードバンド網で動画を配信するNetflixなどのインターネット企業との競争が阻害される可能性があることだ。
Comcastはこの報道に関するコメントを拒否した。
今回の件が報道される前日、Comcastは買収承認の審議を開始するため米司法省の係官と会っている。また22日には米連邦通信委員会(FCC)のスタッフが両社の幹部に会い、この合併が消費者にとって有益ではないと説明していたという。
通信部門の合併について、司法省とFCCは密接に連携しながら審査する。司法省は合併が独占禁止法などに抵触しないかどうかを、FCCは合併が公衆の利益になるかを検討する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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