富士通は、選手名やホームラン、三振などの打席結果から見たいシーンを検索する対戦検索サービスを「パ・リーグTV」に提供すると発表した。4月20~30日の間、トライアルとして無償で提供し、7月には本格導入を開始する予定だ。
対戦検索サービスは、富士通と富士通研究所の映像処理技術とデータ連携技術を活用に開発したもの。試合映像の撮影構図の切り替わりなどから投球シーンを自動認識し、画面上のカウント表示板からストライクやボールであることを認識。このような映像処理技術による自動認識を経て、試合、選手、結果ごとにプレイシーンをきめ細かく分類した後、選手プロフィールや打席結果などの関連データを自動的にひも付けすることで、見たい部分のみを検索、視聴できるという。
パ・リーグTVは、スマートフォンやPC、タブレットからパ・リーグ主催の全試合を視聴できるサービス。月額税別1450円の月額見放題パックと、税別価格600円の1試合チケットなどを用意する。4月20~30日までのトライアル期間中は、見たい選手、対戦相手、打席結果を選択することで、指定された選手の対戦シーンを高速に検索し、見たい打席や投球シーンを素早く視聴できる対戦検索サービスを無料で提供する。
富士通では今後、この技術をベースにした新しい映像サービスの他分野への展開を目指して実用化を進めていくとのこと。野球以外のスポーツ映像、映画、ドラマ、ミュージックビデオ、ニュース、報道、学習教材などでの展開を目指す。
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