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動画ビジネスは「課金=遊び」の印象付けが重要--ニワンゴ杉本代表

井指啓吾 (編集部)2015年04月09日 18時37分
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 B Dash Venturesが4月8~10日に開催している招待制イベント「B Dash Camp 2015 Spring in Fukuoka」に、niconico(ニコニコ動画)を運営するニワンゴ代表取締役の杉本誠司氏が登壇。動画ビジネスのマネタイズのコツを明かした。


ニワンゴ代表取締役の杉本誠司氏

 動画ビジネスには、プロが制作したコンテンツ(プロコンテンツ)に課金するモデルがある一方、CGMを取り入れ、コミュニティ機能をメインに据えて月額課金するモデルもある。

 ニコニコ動画はその両方に成功しているが、杉本氏は「課金されるプロコンテンツは限定的」と指摘する。「プロコンテンツはマス層に向けて作られているものが多いため、課金に結びつくものは限定される。最近はアニメなどが増えてきたため、そういったものは我々も取り入れて課金軸にのせている。そこは手応えがある」(同氏)。

 また、単純に“コンテンツだけ”に課金させるのではなく、コニュニティ機能を付けたり、動画再生画面などにガジェットを実装したりして加工することが重要という。

 具体的には、一部の動画コミュニティサービスには、「投げ銭」「ドネーション」といったイメージで、ユーザーが他ユーザーを支援するための課金機能が付いている。たとえば、ニコニコ動画では気に入った動画を宣伝することで、動画の終わりに“提供”を表示できる「ニコニ広告」がある。

 「ドネーションがゲーム化している。(ユーザーに)『課金は遊び』と印象付けていくことが重要」と杉本氏。ニコニ広告について、ユーザーの意識ではクラウドファンディングに近いと話す。「ニコニ広告とクラウドファンディングは明確に違うものだが、ユーザーのマインドセットとしては近いものではないか」(同氏)。

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