クラウドベースの給与管理ソフトウェアを手がけるZenPayrollは米国時間4月6日、Google Capital主導のシリーズB資金調達ラウンドで6000万ドルの資金を調達したことを明らかにした。
ZenPayrollは2012年の創設以来、資金調達で大きな成功を収めており、その初期にはYelp、Dropbox、Yammer、Boxの最高経営責任者(CEO)たち、そしてY Combinatorから資金を獲得している。
今回の新しい資金調達ラウンドには、Emergence Capital、Ribbit Capital、General Catalyst Partners、Kleiner Perkins Caufield & Byers、およびGoogle Venturesなどが参加した。サンフランシスコに本拠を置く新興企業のZenPayrollは、これまでと合わせて8610万ドルの資金を獲得し、評価額は5億6000万ドルとなった。
ZenPayrollは、資金調達に成功しているだけでなく、中小企業向けの給与管理サービスを提供する企業として利益を上げている。同社は、シリーズAの資金調達ラウンド以降10倍の成長を遂げ、米国中に1万社を超える中小企業ユーザーを抱えている。同社の給与支払いサービスを利用するには、1カ月あたり、25ドル均一の基本料金と従業員1人につき4ドルの料金がかかる。
ZenPayrollでは、今回調達した資金を活用して、企業規模を拡大し、米国全土にサービスを展開する計画だ。同社は現在、米国の47の州とコロンビア特別区で企業をサポートしているが、4月末までにはすべての州にサポートを拡大する予定だという。
ZenPayrollは、中小企業向けテクノロジーの強固なエコシステムを築くという成長戦略にも重点を置いている。給与、健康保険、人事などさまざまな管理業務用ツールを結びつけることを目指し、同社は中小企業向けテクノロジーを手がける数十社の企業と提携している。よく知られている提携先としては、Intuit、Xero、FreshBooks、Expensify、SimplyInsured、Zenefitsなどが挙げられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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