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クアルコム、指紋認証技術「Snapdragon Sense ID」を発表--超音波を利用

Charlie Osborne (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2015年03月03日 14時04分
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 Qualcommはスペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2015」(MWC 2015)で現地時間3月2日、「Snapdragon Sense ID」という名称の3D指紋認証技術を発表した。これはデバイスのセキュリティを向上させるとともに、「エレガントで革新的な」新世代のモバイル機器の幕開けを告げる生体認証技術だ。

 同技術を発表したのはQualcommの完全子会社Qualcomm Technologies Inc.(QTI)。同社は、この生体認証技術は現時点で市場に出回っているものの中で唯一、超音波を採用していると述べる。

 この超音波技術は政府機関が要求するレベルを満たし、現在市場に出回っている接触型のソリューションに比べると数々の「明らかな」利点があるという。超音波技術を採用することで、センサはガラスやアルミニウム、ステンレススチール、サファイア、プラスチックといった材質でできたスマートフォンの表面だけでなく、汗や液体、ローションなどの異物を透過して指紋をスキャンし、デバイスのユーザーを認証できるようになる。

 さらにQualcommによると、この指紋スキャナは一定の深度まで皮膚を透過し、指紋の隆起や汗孔などの詳細を3次元レベルで検出できるという。こういったことは接触型の生体認証では実現できない。

 このような技術により指紋の偽造はずっと難しくなるため、個人向け機器のセキュリティ向上に役立つはずだ。

 Snapdragon Sense IDによる3D指紋認証技術は、個人のセキュリティや使い勝手、統合性を、接触型の指紋認証技術よりも大きく向上させるために生み出された。この新型認証プラットフォームは、同社のセキュリティ技術の中核である「Qualcomm SecureMSM」技術を採用するとともに、Fast Identity Online(FIDO)Allianceの「Universal Authentication Framework」(UAF)規格に準拠することで、パスワードの必要性をなくす、あるいは複数のユーザー名とパスワードを覚える必要性をなくしている。その結果、将来的にユーザーは、同技術を採用した機器と適切なブラウザプラグインを用いることで、FIDOをサポートするあらゆるウェブサイトにログインできるようになる。

 QualcommのSnapdragon Sense IDは、2015年中に製品に搭載される見込みだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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