生体認証、雑誌EC、レストラン支払い--MasterCardが新決済サービスを披露

藤井涼 (編集部)2015年02月23日 15時00分
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 MasterCardは2月23日、「楽天金融カンファレンス2015」の展示ブースで、新たな決済ソリューションを披露した。展示されたのは、生体認証システム「Authentication」、デジタル雑誌の商品をすぐに買える「ShopThis! with MasterPass」、そしてレストラン向け決済サービス「Pay at Table」の3つだ。Authenticationは初公開となる。


MasterCardが展示した3つの決済ソリューション

 Authenticationは、スマートフォンのカメラを使った顔認証や、アップルの「Touch ID」を利用した指紋認証、心臓の鼓動で認証するウェアラブルバンド「Nymi」などを使って、ECサイトなどでの決済を簡素化するソリューションだ。あらかじめクレジットカードや住所などの情報を登録しておくことですぐに決済できるモバイルウォレットサービス「MasterPass」と連携する。提供時期などは未定だという。

  • ECサイトで商品購入する際に「MasterPass」を選ぶ

  • 顔や指紋で簡単に認証できる

  • ウェアラブルバンド「Nymi」と連携して心臓の鼓動で認証できる

 ShopThis! with MasterPassは、デジタル雑誌を読みながら気に入った商品をそのまま購入できるサービスだ。デジタル雑誌提供者は、MasterCardのAPIを導入することで利用できる。ユーザーは雑誌を読みながら欲しい商品をタップ。その後表示される画面で、MasterPassの認証をすることで、すぐに支払いが完了する。現在は、トライアル提供を進めているという。

  • デジタル雑誌に表示されている商品をタップする

  • 商品をタップすると決済画面へ

  • セキュリティコードを入れるだけで認証は終わる

 Pay at Tableは、レストランでの支払いをスムーズにするサービスだ。レストランを訪れたユーザーはアプリを起動し、スマートフォンのGPSによって表示された店舗にチェックインする。するとホスト番号が付与されるので、その番号をウェイターに提示する。あとは食事を楽しみ、MasterPassと連携したアプリで支払いをするだけだ。割り勘できる機能も搭載している。

  • ユーザーはアプリを起動して店舗にチェックインする

  • チェックインするとホスト番号が付与されるのでウェイターに提示する

  • 支払い時には割り勘もできる。自分の注文した料理をタップする

 支払い情報は店舗側のシステムで確認できるため、“食い逃げ”されるといったリスクもないという。現在は、支払いに時間がかかることの多い英国のレストランなどでトライアルが始まっており、今後は他の国や地域にも拡大していきたいとしている。

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