スマートフォン市場でシェアを拡大したLenovoは、2014会計年度第3四半期(2014年12月31日締め)の利益を前年同期から減らしたが、アナリストの予想は上回った。
中国を拠点とするPC大手のLenovoは現地時間2月3日、第3四半期の純利益が2億5300万ドルだったと発表した。前年同期に計上した2億6500万ドルから4.6%減少したが、Bloombergがまとめたアナリストの予想平均1億8240万ドルを上回った。
Lenovoにとって第3四半期は、Motorola MobilityおよびIBMのx86サーバ事業の買収(どちらも2014年10月に手続きが完了)を含む初の四半期として、消費者向けPCを超える分野への攻勢を示す最初の試練となった。
Motorola Mobilityの買収によって獲得した複数の製品を含むLenovoのモバイル部門は、端末の出荷台数が初めて1000万台を突破した。「Android」搭載タブレットとテレビも含む同部門は、第3四半期に34億ドルの売上高を計上した。MotorolaブランドとLenovoブランドを合わせると、グローバル市場のシェアは6.6%となり、前年同期から78%増加した。
通常、Lenovoの売上高の大部分を占めるPC部門は、第3四半期に1600万台を出荷し、前年同期から4.9%増加した。同社はPC市場で20%のシェアを占めたが、今後は業界で整理統合が進むと予想している。
Lenovo全体の売上高は、前年同期比31%増の141億ドルとなり、Bloombergがまとめたアナリスト20人の予想平均135億ドルを上回った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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