2014年第3四半期に大きな損失を計上したAmazonには、ホリデーシーズンの結果への期待もあって、とりわけ大きな注目が集まっている。同社は2014年第4四半期決算(米国時間12月31日締め)で2億1400万ドルの純利益を計上した。売上高は前年同期比15%増の293億3000万ドルで、非GAAPベースの利益は1株当たり45セントだった。
アナリストは第4四半期の売上高を296億8000万ドル以上、利益を1株当たり17セントと予想していた。
2014年通期の売上高は889億9000万ドルで、2013年の744億5000万ドルから20%増加した。
Amazonの創設者兼最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏は声明で次のように述べ、第4四半期の結果にいくらか納得のいかないところがあることを認めた。「(2014年には)『Prime』配送サービスのために数十億ドル支払い、『Prime Instant Video』に13億ドルを投資した」
「2014年にPrimeの料金を引き上げた際、顧客には今後も、これまでのショッピングの中で最良の取引であると思ってもらえると確信していた。データを見ると、顧客はそう思っている。2014年には、数千万人ベースで、有料会員数が世界で53%増加した。米国では50%増で、米国以外では増加のペースがもう少し速いくらいだ」(Bezos氏)
シアトルを拠点とするAmazonは、クラウド部門「Amazon Web Services」の売り上げを区別せず、各種広告製品と共に「その他」のカテゴリに組み入れている。
このカテゴリは北米で順調に売り上げを伸ばし、2013年第3四半期の9億6000万ドル、2014年第2四半期の11億6800万ドル、2014年第3四半期の13億4000万ドルからさらに増加して、第4四半期は16億7400万ドルだった。
2015年第1四半期について、アナリストは売上高が230億5000万ドル、利益が1株あたり12セントと予想している。
これに対し、Amazonは売上高の見通しにもっと幅を持たせて、209億~229億ドルとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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