米Yahooを立て直そうとする最高経営責任者(CEO)Marissa Mayer氏の試みはつまずき続けているが、1つだけ投資家らが喜んだことがある。それは、インターネット大手のYahooが、中国のEコマース大手Alibabaへの投資に関連した巨額の税金を回避する計画を立てていることだ。
Yahooは米国時間1月27日、Alibabaの残りの保有株を独立企業SpinCoにスピンオフすると発表した。これにより、株式を売却すれば課されるであろう数十億ドルの税金を回避することになるだろう。Alibabaは2014年9月に新規株式公開(IPO)を実施した。Yahooは現在、Alibaba株の15%(約400億ドル相当)を保有している。
この動きは、物言う株主であるStarboard Valueなどの投資家らをなだめるはずだ。Starboardは、Yahooを成長軌道に戻すことに関する進展不足についてMayer氏を批判してきた。Mayer氏にとって、今回の動は時間稼ぎになるかもしれない。それでも、Yahooの将来については依然として疑問もつきまとう。同社の2014年第4四半期の売上高はアナリストらの予想を下回った。これは、Mayer氏が依然として、かつて強力だったYahooの広告事業を再活性化することも、説得力のある新製品を開発することもできないでいる状況を示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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