コミック・コミュニケーションは1月23日、漫画の吹き出しの中にあるセリフを自由に書き換えて送れるアプリ「コミコミ」において、集英社作品の配信を開始した。当初は、石田スイ氏の「東京喰種 トーキョーグール」、原泰久氏の「キングダム」、石川優吾氏の「カッパの飼い方」の3作品を配信する。
コミコミは、人気漫画の1コマのセリフ部分を書き換えて、友人にメールで送ったり、TwitterやFacebookなどのSNSに投稿してコミュニケーションがとれる画像加工ツール。KDDIとも連携しており、Eメール(@ezweb.ne.jp)ですぐに画像を送れるボタンを相互に設置している。
作品別に20以上のコマがセットになったパックを販売しており、1パックにつき200円で購入できる。ユーザーは好きなコマをタップするだけで簡単にセリフを入力できるほか、文字の種類や大きさも選べる。作品数は「七つの大罪」「のだめカンタービレ」「彼岸島」など約50タイトルで、配信中のコマ数は有料コマが約1200コマ。
これまでは、講談社と小学館の作品のみだったが、ここに新たに集英社が加わった。今後は「GANTZ」「スカイハイ」「嘘喰い」「日々ロック」などヤングジャンプ作品を中心に配信していく。それ以外の雑誌は未定とのことだが、少年ジャンプの「ドラゴンボール」や「ONE PIECE」「ジョジョの奇妙な冒険」などの配信も期待したいところだ。
同社では、コミコミのダウンロード数を公開していないが、iOS版よりもAndroid版の利用者が多いという。また、特にTwitterやLINEなどで画像が投稿されているそうだ。相原コージ氏(作品:コージ苑)や石川優吾氏(作品:カッパの飼い方)など漫画家からも反響があり、自身のブログやTwitterなどで紹介している。また、高島屋のバレンタインフェア「アムール・デュ・ショコラ」のカタログに掲載されている描き下ろしマンガ「東京タラレバ娘 特別編」とのコラボなども実施している。
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