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楽天取材の裏側

井指啓吾 (編集部)2015年01月17日 18時00分
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 CNET Japanの編集記者が日々の取材や暮らしの中で気になったサービスやユニークなガジェット、驚きの技術、ウェブで話題のトピックなどを、独自の視点で紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。第17回は井指(いさし)が担当します。

 時は高校時代にさかのぼる――。

 沖縄の修学旅行から飛行機で帰るとき、偏頭痛持ちの私はひどい頭痛に襲われました。「もう2度と飛行機に乗るものか」と固く心に誓いながら、嘔吐アンド嘔吐、口から胃液を吐き続けるオートマチックマシンとして翌日まで稼働し、その後向かった個人病院で「糖質をとったほうがいい」とのことで渡されたのはヴェルタースオリジナル。その味は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしいキャンディを貰える私はきっと特別な存在なのだと感じました。

 さて、そんな私が2014年、あの憎き飛行機に乗らなくてはならなくなったのが「楽天市場 うまいもの大会 in シンガポール」取材でのこと。シンガポールといえばマーライオン。どうしても、かつて私が嘔吐していた姿を連想せずにはいられず、業界全体が私の編集記者生命を潰しにかかってるなと思いましたが、大切な仕事なのでのこのこと行ってきました。

 ここでは、記事では(本筋から逸れるため)伝えていない取材時の様子を振り返ります。


ホテルの部屋から撮ったシンガポール。なぜかどんよりした風景の写真しか撮っていなかった

記者と広報

 3連休の最終日だった11月24日午前に日本を発ち、シンガポールに着いたのは夕方頃。楽天広報担当の「吾朗さん」が付き添ってくれて、一緒に飛行機に乗りました。下の名前で呼んでいるのは彼が特別な存在だからではなく、楽天市場の広報担当者6人のうち2人が「加藤さん」であり紛らわしいためです。

 実はこの前週、当時話題となっていた楽天市場のとある施策に関する記事を書くため、楽天に対して夜遅くまでしつこい問い合わせ攻勢をかけていました。

 そして、その先でフロントに立っていたのが吾朗さんでした。昨日まで火花を散らしていた2人が急に穏やかになれるとは思えず、現地滞在中は仮面夫婦さながらの交際を堪能しなければならないのかと不安に思っていましたが、飛行機の座席に付いたモニタで「ドラえもん おばあちゃんの思い出」を観て涙を流す吾朗さんを見て安心しました。

 前向きに考えれば、これはPR/メディア業界用語でいう「リレーション」の1つの完成形なのではないか――そう感じました。なお、行きも帰りも機内での頭痛はさほどひどくなく、私はこれを「気圧との信頼関係も築けた可能性が高い」と見ています。

◇第1報
サウンドハウス、「楽天市場」怒りの撤退--「担当者退職」による伝達ミスが原因か

◇第2報
「楽天市場」サウンドハウス撤退騒動--楽天の説明と憤る他店舗オーナーの証言


そんな吾朗さんイチオシの東南アジア料理「肉骨茶(バクテー)」。「バクテー」というカタカナ発音では現地の人は理解できず、タクシーの行き先が定まらない。正しい発音は「Bak kut teh」のようだ

シンガポール

 楽天市場の物産展が開かれていたのは、郊外にあるショッピングモール「ジュロン ポイント」の地下1階、日本食レストラン街「食つう天」の一角。1日の通行者数は約2万人で、特に夕方から仕事帰りの人々で賑わいます。

 会場までは電車で移動しました。シンガポールの11月は雨季であり、湿度が高くて蒸し暑く、突然のスコールに襲われることもあります。スコールはすぐに止むことが多いものの街行く人々はほとんど傘を携行しておらず、ある種の“潔さ”を感じました。

 食つう天内にある、日本食がビュッフェ形式で食べられる店「くいしんぼう」。ネーミングがとても良い。個人的には3年に1度使うかどうかといったレベルの単語なので、それを海外で見たのが驚きでした。お寿司がおいしかったです。

 現地で報道陣向けの開会イベントや出店店舗を取材した後は、一息つきながら「東京ヤクルトスワローズはなぜ勝てないか」について吾朗さんと語らいました。建物の外は夏のにおいがしました。

◇開会イベントの様子
楽天市場のリアルイベント、シンガポールで10日間開催--現地からリポート

◇各出展店舗にご協力いただいた
日本発グルメはシンガポールで受け入れられるか--「楽天市場」11店舗の挑戦


東北楽天ゴールデンイーグルスは来シーズンどうなるのでしょうか(写真はシンガポールのおしゃれな白木屋)

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