トランスリミットは1月14日、リアルタイム対戦型の脳トレアプリ「BrainWars(ブレインウォーズ)」が、1月13日に累計1000万ダウンロードを超えたことを発表した。2014年5月14日のiOS版の公開からわずか8カ月での達成となる。なお、1月14日は同社が創業してちょうど1年。
BrainWarsは、世界中のプレイヤーとリアルタイムに戦える脳トレアプリ。ランダムにマッチングしたユーザー同士で20秒、3ラウンドのミニゲームを解きながら、スピードや正確性などのスコアを競い合う。リアルの友人を指定して対戦することも可能だ。
ミニゲームは「正しい記号を選択する」「矢印の方向にフリックする」など、誰でも理解できるシンプルな内容で、年代を問わず楽しめる。対戦中は画面上部のゲージバーがスコアによって左右するため、どちらがその瞬間に勝っているのかがすぐに分かる。対戦成績によってプレイヤーの“脳力パラメータ”が表示され、この数値を使った全世界のプレイヤーのランキングを見ることも可能だ。
5月にiOS版、9月にAndroid版のサービスを開始し、10月に500万ダウンロード、11月に700万ダウンロード、そして1月に1000万ダウンロードを超えた。これまで一切、プロモーションをしていないという。海外ユーザー比率が95%と非常に高く、米Google Playの「Best Game of 2014」や、中国AppStoreの「Best of 2014」に選ばれるなど、世界から高い評価を受けている。150カ国以上、8言語で展開しており、10~20代を中心に利用されているという。男女比は男性53%、女性47%。
トランスリミット代表取締役社長の高場大樹氏は、「もともと世界に向けて作っていたが、本当に世界中の人に使ってもらえるサービスに成長させることができた。2015年はこの1000万ユーザーをベースに、いろいろな試行錯誤をしていくフェーズになる」と手応えを語る。「Clash of Clans」や「Candy Crush」のような世界の“定番アプリ”になるため、2015年以内に3000万ダウンロードを目標に掲げる。
そのための施策の1つとして開発しているのが「1人でじっくり遊べるモード」だ。対戦に疲れたユーザーや、そもそも対戦自体が嫌いなユーザーのために、ゲームをクリアしながらマップを進むストーリーモードを用意するという。また、当初12種類だったミニゲームは21種類まで増やしているが、「直感的で速いスピードで解ける問題が好まれている」(高場氏)ことから、時間が掛かりがちな計算問題なども、シンプルさを追求して改良を加えているそうだ。
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