ビズリーチは1月9日、学習コンテンツを作成してクイズで競えるソーシャル暗記帳アプリ「zuknow(ズノウ)」のiOS版に、新たな学習フォーマットを追加した。これまで書籍で提供されていた参考書や試験資格などの過去問をアプリで再現できるようになる。
zuknowは、カード型の学習コンテンツをユーザーが自由に作成して、友人などとクイズで競えるアプリで、2014年1月に公開された。累計20万ダウンロード(iOS/Android)を超え、これまでに約2万3000個以上の学習コンテンツが作成されている。ユーザーは約半数が社会人で残りが学生。高校生が25%、大学生が15%を占める。
ユーザーコンテンツは英語に関するものが中心だが、古文単語や証券の基礎知識、ワイン検定といったコンテンツも作成されている。また、NHKエデュケーショナルや朝日新聞出版などの公式コンテンツも有料で提供している。ユーザーが同じタイミングで問題を解く「一斉テスト」などの機能もある。
zuknow事業部 ディレクターの丹野瑞紀氏によれば、当初はユーザーの「継続率が上がらない」ことが課題だったことから、2014年8月にリニューアルを実施。リマインド、目標の可視化、友人同士の競争といった“フィットネスアプリ”の要素をとり入れたところ、アクティブユーザーが3カ月で8倍に増加し、継続率も上がったのだという。
そこで、次の取り組みとして学習コンテンツの“質”を高める学習フォーマットを追加した。これまではカードに表裏でコンテンツを表示していたが、上下形式に変更した。また、スクロールで全文を表示できる長文向けのフォーマットも追加した。画像と組み合わせることで参考書のような詳しい解説を学べる。
さらに、問題と解答の選択肢を1枚のカードで表示できる「過去問」にも対応。「タップして正解を表示」を押すと正解の選択肢の色が反転する。資格試験や模試などの学習に適しているという。
丹野氏によると、zuknowをすでに授業にとり入れている学校や、学習塾などもあるという。たとえば教師が宿題として学習コンテンツを作成して、生徒同士で競わせるといった使い方だ。そのため、今後は教育機関や企業の管理者向けのマネージメントツールなども提供していきたいという。同社では2015年中に100万ダウンロードを目指す。
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