Intelは米国時間1月5日、PCおよびトップエンドのノートPC向けに同社が提供する「Core」プロセッサの第5世代を正式に発表した。同プロセッサは、第4世代と比べて性能がさらに高く、バッテリ持続時間が長く、そしてグラフィックス機能が改善されている。
同社は2014年8月、モバイル重視のプロセッサシリーズである「Core M」をタブレット、小型ノートPC、そして、タブレットとノートPCの2-in-1ハイブリッド端末向けにリリースしている。今回の第5世代チップはこのシリーズに続くもので、Intelの新しいプロセッサポートフォリオを締めくくる製品だ。
またIntelは5日、タブレット向けのさらに高性能な新しいプロセッサ「Cherry Trail」が現在、顧客向けに出荷されており、2015年前半に新製品に搭載される予定だと述べた。
Intelの発表は、ラスベガスでの2015 Consumer Electronics Show(2015 CES)開幕に合わせて行われた。CESでは、Intelを含む多数の技術企業による新製品が発表される予定だ。新しい第5世代Coreプロセッサ14モデルを搭載する新端末がCESで今週発表され、2015年半ばまでにはさらに高性能なプロセッサが登場する見込みである。
Intelは、これらの高性能チップに同社の新しい「RealSense」技術を組み合わせる。同技術によってユーザーは、3Dオブジェクトのスキャンや、PCとの無線ドッキングが可能となる。Moor Insights and Strategy社長のPatrick Moorhead氏は、「このような他の興味深い機能をプラットフォームに搭載することによって、さらに高い評価を得ることになるだろう」と述べた。それによって、さらに多くのPC顧客を取り込める可能性がある。
Intelは、新しいCoreプロセッサによってデスクトップPCの魅力を引き上げるとともに、Core Mのリリースによって顧客によるノートPCのアップデートを促進する。Core Mは現在、Acer、Dell、Lenovoのポータブル端末に搭載されているが、その採用によってメーカーは、さらに薄く軽量で電力効率が高く、ファンが不要なコンピュータを開発することができる。
新たに加わったCoreファミリ、Core M、Cherry Trailには、「Broadwell」という開発コード名の14nmアーキテクチャが採用されている。Intelは同アーキテクチャの開発にかなり以前から取り組んでいたが、その高度な技術の製造が困難であることから市場提供に苦戦していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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