「ChatOn」がChatOffされる。サムスンが、「WhatsApp」に対抗する同社のインスタントメッセージサービスを廃止するという。
サムスンは米国時間12月19日、ChatOnを2015年2月1日に米国以外のすべての地域で廃止する予定であることを米CNETに明かした。米国においても、日程は未定だがその後近いうちに廃止する予定だという。時期が遅れるのは、「米国モバイル事業者との契約上の義務が存在する」ため。
サムスンは、「当社の中核サービスに注力して、進化する消費者のニーズへの対応に努めるため」にこの決断を下したと述べている。
サムスンは2011年に、「BlackBerry Messenger」の成功に倣おうとChatOnをリリースした。200カ国以上で提供されている同アプリは、2013年のこの時期に、ユーザー数は1億人と公表された。しかし、WhatsAppによる大みそかの送信メッセージが640億件を超えた一方で、ChatOnのメッセージ数は減少した。続いてFacebookは、これに追い打ちをかけるかのように、ユーザーが友人とチャットするには同社のメッセージングアプリをダウンロードしなければならないようにするという強引なIM戦略を仕掛け、5億人を超えるユーザーを確保した。
サムスンは、最新のユーザー数を明かさなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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