ヤフーは12月18日、「Yahoo!リアルタイム検索」アプリに、Twitterの投稿(ツイート)から電車の運行状況をリアルタイムに抽出し、遅延や運休情報を知らせる「遅延なう」機能を実装した。
Twitterの投稿をリアルタイムに解析し、電車の運行状況に関するつぶやきの上昇率から、遅延や運休など各路線の運行状況を抽出する。そのため、公式の運行情報よりも早く遅延や運休の状況を伝えられるとしている。また、Twitter上の情報だけでなく、「Yahoo!乗換案内」の運行情報APIと連携して公式な運行情報も発信する。
よく使う路線を事前に登録しておくと、それらの路線に関する遅延ツイートが急増したり、公式の運行情報が出ている場合にプッシュ通知が届く機能もある。最大5件まで登録できる。
Yahoo!リアルタイム検索は11月、感情分析機能Twitterの投稿を分析し、検索したキーワードに対してどのような感情を持っているかをポジティブ/ネガティブで判定する機能「つぶやき感情分析」の“正式版”を実装している。その際、サービス担当者らに話を聞いたところ、世の中で起こっていることを検出することを開発当初から考えていると話していた。今回の機能でその第一歩を踏み出したと言えそうだ。
◇今後「渋滞情報」の発信もありそう
“感情分析”から広がる「ヤフー リアルタイム検索」の可能性--開発チームに聞く
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