「The Pirate Bay」がウェブから排除されて数日、多くの人は、同サイトのデータベースのコピーが再びオンラインに現れるのは時間の問題だと考えていた。トレントファイルへのリンクを集めたThe Pirate Bayのデータベースは自由にダウンロードできる状態だったため、システムを復活させるには、別の組織がサイトのデータベースをアップロードし、そのトラフィックを引き受けるだけでよかった。
その役目に「isoHunt」が名乗りを上げたことで、警察とのモグラたたきが再開されたようだ。
先週末にThe Pirate Bayのコピー版を復活させたisoHuntは、英国など複数の国でブロックされている多くのトレント検索サイトの1つ。isoHuntの運営チームはブログ投稿の中で、The Pirate Bayが当面ウェブから姿を消している間、「インターネット世代全体の象徴」だった同サイトに敬意を表して検索サイト「oldpiratebay.org」を作成したと述べている。
isoHuntはさらにこれを誘い文句として、The Pirate Bayの元ユーザーにisoHuntコミュニティーへ参加するよう呼びかけている。
テストしてみたところ、検索機能は元のThe Pirate Bayと同じ形式で提供されているようで、アップロードされているファイルも以前と同様、活発なアップロードとダウンロードのコミュニティーが形成されているように思われる。
The Pirate Bayは先週、スウェーデンのストックホルムにあるデータセンターに警察の強制捜査が入った後にウェブから姿を消した。
そこから同検索サイトのコピーが復活するまでには、ユーザーの予想より長くかかったかもしれないが、The Pirate Bayが自らのマグネットリンクを提供したり、トレントのアーカイブを100Mバイト足らずのファイルパケットでダウンロードできるようにしていたりしたことを考えると、いずれ復活するのは時間の問題だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」