Intelは米国時間12月1日、クロスプラットフォームのID管理サービスベンダーであるPasswordBoxの買収を発表した。PasswordBoxはIntel Security Groupのポートフォリオに統合され、Safe Identity部門の人材とソリューションを強化するという。
買収の金額など詳細情報は公開されていない。PasswordBoxの44人の全社員はIntel Securityに移る。
PasswordBoxのID管理ソリューションを利用して、ユーザーはさまざまなデバイスから複数のWebサイトやアプリケーションにログインできる。パスワードの入力は不要だ。ワンタップログインを利用することで、アカウントのセキュリティプロセスが簡素化される。
Intelは顧客へのメリットとして、「パスワード疲れ」の軽減を挙げている。また、PasswordBoxの技術は「ユーザーフレンドリーな新しい認証技術に組み込まれ、ユーザーはただ設定して利用するだけでセキュリティを改善できる」と述べるなど、セキュリティの簡素化も挙げている。
Deloitteの調査によると、ユーザーが生成するパスワードのうち90%がハッキングに対して脆弱だという。よく利用されるパスワード1万件で98%近くのアカウントにアクセスできてしまうと報告している。IntelはPasswordBoxと共にこの問題にタ取り組みたいとしている。
PasswordBoxは1年半前にサービスの提供を開始して以来、ベンチャーキャピタルからの出資を受けている。CES 2014ではベストモバイルアプリ賞を受賞し、1400万回を超えるダウンロードがあったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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