イーロン・マスク氏、衛星フリートの打ち上げ計画を認める

Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2014年11月12日 12時22分

 SpaceXの創設者で最高経営責任者(CEO)のElon Musk氏は米国時間11月10日、同社が先進的な衛星フリートの構築と配置に向けて取り組んでいることを認めた。この衛星フリートは、世界中で低価格のインターネットアクセスを提供するために使用されるという。

 Tesla MotorsのCEOとSolarCityの会長も兼務するMusk氏は、個人アカウントからのツイートで、SpaceXが「大規模な構成で稼働する先進的なマイクロ衛星を開発する初期段階」にあることを明らかにした。

 Musk氏のツイートは、詳細にほとんど触れていないが、今後数カ月のうちに正式な発表があることを約束した。

 Musk氏は、投げかけられた質問に対する補足のツイートで、このベンチャーの目的が「極めて低いコストで、確かに束縛のない」インターネットアクセスを提供することだと明言した。

 このツイートに先立つThe Wall Street Journal(WSJ)の報道は、SpaceXが最大700基の衛星フリートの構築と打ち上げに取り組んでいると伝えていた。重量は1基あたり250ポンド(約113kg)未満で、世界中にインターネットアクセスを提供するという。ハイテク企業のFacebookとGoogleも、同様の目標に向けて取り組んでいる。Facebookは2014年3月、「インターネットをすべての人に提供するために、無人機、衛星、レーザー」の使い方を模索していると述べており、一方のGoogleも、10億ドルを超える資金を投入し、百数十基の低周回軌道衛星を配置することでインターネットが普及していない地域にアクセスを提供する計画だと報じられた。

 ただし、Musk氏はその後のツイートで、WSJの報道は「いくつかの重要な点で間違っている」と述べたが、具体的な説明はなかった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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