HTML5、ついにW3C勧告として公開

ZDNet Japan Staff2014年10月29日 12時32分
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 World Wide Web Consortium(W3C)のHTML Working Groupは米国時間10月28日、「HTML5」をW3C勧告として公開した。Hypertext Markup Language(HTML)の5番目となる大幅な改訂版だ。

 W3Cのディレクターで、World Wide Webの父とも呼ばれるTim Berners-Lee氏はプレスリリースで「ビデオやオーディオをブラウザ上で見たり、携帯電話でブラウザを利用することは、今や当然のこととして受け止められている」「写真や店舗の共有、ニュースの入手、情報の検索はどこからでも、どのデバイスからでも可能になることを期待している。HTML5とオープンウェブプラットフォームはユーザーの更なる期待に応える」と述べた。

 HTML5によって、さまざまなことが可能になる。W3Cは、プラグインを用いなくてもウェブ上でビデオトラックやオーディオトラックを再生できるようになることや、解像度に依存したビットマップ画像をプログラムから扱えるようになること(図式やゲームグラフィックス、その他の視覚的な画像をオンザフライで描画する際に役立つ)、ベクタグラフィックスを扱う「Scalable Vector Graphics」(SVG)や数式記述言語「MathML」に対するネイティブサポートが実現されること、東アジア言語のタイポグラフィで重要な注釈機能(ルビ)が備わること、さまざまなアプリケーションにおけるアクセシビリティを実現する機能が盛り込まれることなどを例に挙げている。

 HTML5がW3C勧告に到達したことで、ソフトウェアを実装する開発者らは、W3Cの特許ポリシーに従った60社を超える企業からのロイヤルティフリーライセンスというメリットを享受できるようになる。ロイヤルティの支払いなしにウェブ技術を利用できるようにするというのは、ウェブをイノベーションのプラットフォームにするうえで不可欠だ。

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