Fablicは10月29日、女性向けフリマアプリ「Fril(フリル)」に常設の公式ショップを開店することを発表した。MARK STYLERの運営する「MERCURYDUO(マーキュリーデュオ)」「dazzlim(ダズリン)」「EMODA(エモダ)」の3ブランドで、すべて10月30日19時にオープンする。
Frilの公式ショップは、8月にオルケスの運営するアパレルブランド「LIPSERVICE(リップサービス)」の商品を委託販売したのが始まり。約5日間の掲載で、100万円を超える売上を記録した商品もあるという。
これまでは期間限定での出店としていたが、Frilでリユース品以外の商品を購入できることがユーザーから好評だったことから、常設店の開店を決めたという。ただし、個人間取引を目的としたユーザーも多いため、BtoC事業はまだ「ユーザーに受け入れられるかの実験段階」(Fablic代表取締役CEOの堀井翔太氏)。
今回常設店のオープン時には、各ブランドごとにトレンチコートやダウンコートなどの秋冬アイテムを約20型出品。最大67%オフの価格で販売するという。
また、Frilの認知拡大やダウンロードの促進を目的として、テレビCMを10月31日から一部地域を除く全国で放映する。沢尻エリカさん、シシド・カフカさん、篠原ともえさん、田中美麗さんを起用し、ファッション好きな女性に対して訴求する。
現在、Frilのダウンロード数は200万件あまり。テレビCMの放映後2カ月以内に、さらに100万ダウンロードの獲得を目指す。なお堀井氏によれば、今回のテレビCMを含むマーケティング予算は、9月に調達した10億円の半分に満たないという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス