UPDATE Twitterが第3四半期決算を発表し、1億7500万ドル(1株あたり29セント)の純損失を報告した。売上高は前年比114%増の3億6100万ドルで、非GAAP利益は1株あたり1セントだった。
ウォール街も、1株あたり利益が1セント以上、売上高は3億5135万ドルと予測していた。
しかしTwitterの場合、決算報告で最も注目されるのはいつも、ユーザーの増加数である。
Twitterの第3四半期末時点での月間アクティブユーザー数(MAU)は2億8400万人で、前年同期から23%増加した。
月間モバイルアクティブユーザー数は全月間アクティブユーザー数のおよそ80%を占めた。
第2四半期はユーザー数の最新情報(月間アクティブユーザー数が前年同期比で約24%増加など)に好意的な反応を見せた投資家らだったが、今回は対照的に、明らかに満足しなかったようだ。同社株価は時間外取引で下落し始め、一時は最大10%下落した。
しかし、第2四半期にTwitterが好調だったのは、6月に開幕したワールドカップなどのライブイベントに関連してユーザーやエンゲージメントが増えたことが大きな要因だった。
第3四半期には、その規模の世界的なイベントがまったくなかったが、Twitterは、NFLの試合に関する新たなユーザー体験など、継続的な取り組みを強調した。
またTwitterは、「Promoted Video」のベータ版、ツイートからの直接購入を可能にする「Buy」ボタン、「Twitter Ads」の中欧、欧州大陸、東欧における12市場への拡大など、収益生成に向けたより小規模な取り組みの試験も開始している。
同社最高経営責任者(CEO)のDick Costolo氏は同決算報告で、「中核を強化し、利用の障壁を減らし、新しいアプリやサービスを構築することによって、世界最大のデイリーユーザー数を確立するわれわれの能力を確信している」と簡潔に述べた。
Twitterは先週、同社初の開発者会議を開催し、会員数や収益を反映しながら開発中のアプリを拡張および規模拡大するためのプラットフォーム「Fabric」を発表した。
今後の見通しとして、ウォール街は、第4四半期の売上高を4億4818万ドル、1株あたり利益を6セントと予測している。
Twitterは、第4四半期売上高の見通しを4億4000万ドル~4億5000万ドルとした。通期の売上高は、13億6500万ドル~13億7500万ドルと予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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