セガは、11月27日発売予定のPS Vita用新作ソフト「ファンタシースター ノヴァ」(PS NOVA)について、10月から各地で店頭体験会を開催。26日にはソフマップ秋葉原アミューズメント館の店頭で行われた。
本作はオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」をベースに、オフラインで楽しめることと、アドホックプレイに特化した協力プレイに焦点を絞ったシリーズ最新作。開発にはトライエースが参加し、ストーリー性の高い本格派RPGタイトルとしている。
8月には「バトル体験版」を配信(10月27日で配信を終了)。体験会は、体験版を遊んだユーザーからのフィードバックを受けて一部改善を施した、東京ゲームショウ2014にて出展したバージョンで展示している。なお製品版に向けた主な改善点は公式サイトのお知らせでまとめられている。
参加者には、PS NOVAリフレクターキーホルダーと、12月中旬予定のアップデート後に製品版で使用可能になる、体験会会場限定配布オリジナルNPC「セガエイギョーマン」のパスワード、配信中のPS Vita用ソフト「チェインクロニクルV」で使用可能なSRキャラクター「復讐者クラリス」のプロダクトコードがプレゼントされる。
今後は11月1日にはソフマップなんば店ザウルス1(大阪)とソフマップ名古屋駅ナカ店(愛知)、11月8日にトレーダー3号店(東京)とフタバ図書TERA福岡東店(福岡)、11月15日にヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館(東京)で行われる。
発売に向けては10月24日に公式サイトをリニューアルし、作品の世界観やゲーム内容の詳細を公開。またニコニコ生放送で展開している「PSO2情報局」で、11月11日21時からは本作だけに特化した特番を配信。また11月中旬にはゲーム冒頭部分が遊べる序盤体験版の配信も予定されているという。
体験会に来場した、本作のプロデューサーを務める都築靖之氏に本作や体験会などについて話を聞いた。
全国各地で本作をアピールできる機会を設けさせていただいて、ありがたく思っています。今回はバトル体験版として配信したものを強化したバージョンになってますので、どれだけ良くなったのかを、近隣の方には来場して体験していただければと思います。
まず指摘の意見を一番いただいた移動速度です。決して遅くはなかったのですが、フィールドが広い分どうしても移動が遅く感じられてしまいがちだったので、そこは移動速度を上げることで改善しました。
次にギガンテスと戦うためにリングフィールドと呼ばれる足場を作る必要があったのですが、そのためにはヘイローという武器のグランアーツという技を利用するしかなく、技や武器を切り替える煩わしさの指摘が多かったので、アイテム化してワンボタンでできるようにしました。これらは東京ゲームショウでも好評でしたので、いい改善になったと考えています。
今のタイミングで製品版の反映は間に合わないのですが、体験会をはじめ、序盤体験版、製品版で頂いた意見は常にチェックして、発売後も随時バージョンアップしていく形で対応します。
本作のポイントの1つにコールドスリープという機能があります。クルーが目覚めるというものなのですが、NPCにはさまざまな能力をもっています。例えばショップの店員として設定したとき、あるアイテムを作るために2つ素材が必要なところを1つで済むとか、そういったメリットがあります。このセガエイギョーマンをアイテムショップの店員にすることで、プラスアルファの効果を得ることができるというNPCになってます。ほかにもキャラクターは豊富に用意しているので、プレイを進めてたくさん目覚めさせてほしいです。
連れ出すことそのものはできます。ただ戦闘に対しては弱いので、役立つかどうかは怪しいです。
トライエースが開発したタイトルの「エンド オブ エタニティ」とのコラボが決まっていて、それに登場するリーンベルというキャラクターがNPCとして登場します。ゲームのモデルをそのままPS Vitaに落としこんだ感じなのでクオリティも高いですし、ボイスも新規で収録しました。冒険に連れ出すだけではなく店員にもできますし、その場合は「いらっしゃいませ」などといった独特のセリフも用意しています。このほかセガや他社タイトルとのコラボレーションも考えています。
バトル体験版を遊んだ方には、より良くなったのをこの体験会で体感してもらえると思います。パワーアップしたところを体験してほしいですし、まだ遊んでない方でもギガンテス戦など迫力ある戦いが楽しめるものとなってます。またこの先、序盤体験版の配信も用意してます。戦闘だけではなくキャラクタークリエイトやストーリーの流れ、イベントなども見ることができますので、体験会に来られない方にはこちらの配信を楽しみにしてください。製品版にもデータは引き継げます。また本作ではPS Vita TVにも対応しています。テレビ画面でも遜色ないグラフィックになってますので、大きな画面でも楽しんでほしいです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」