Microsoftの元チーフソフトウェアアーキテクト(CSA)であるRay Ozzie氏は、Matt Pope氏とEric Patey氏と共に「Talko」というアプリを新たに開発した。同アプリは、同氏が何十年間にもわたって温めてきた考えに新たな解釈を与えるものである。つまり、モビリティとクラウドコンピューティングの時代においてテクノロジを利用する人々の間のソーシャルな生産性とコラボレーションを築き上げるための方法を見つけなければならないということだ。
Talkoでは、音声通話の共有と注釈付けが可能であるほか、音声スレッドにかなり簡単に写真やドキュメントを追加することができる。現時点では、Talkoは「iOS」上でのみ使用可能だが、今後数カ月のうちに「Android」版とウェブベース版が提供される予定になっている。
同アプリでは、タグやハッシュマークも使用される。これによってユーザーは、特定の情報をすばやく取得することができる。さらにTalkoでは、会話を転送することで、他のユーザーが応答したり、情報の特定部分を検索したりすることも可能だ。
情報の大部分はクラウドに存在する。端末に転送されるのは、必要になる可能性のある部分の小さなキャッシュである。端末のストレージ使用量を比較的小さく抑えるために、システムでは毎晩パージが実行される。また、iOS端末間の同期も実行される。
ユーザーは米国時間9月23日から、無償版をダウンロードすることができる。Ozzie氏によると、この無償版には「ほとんどすべての機能が搭載されて」おり、基本レベルのサービスが利用できるという。サブスクリプション版では通話履歴が保存されるが、無償版ではユーザーが保存した通話は10日後に消去される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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